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風の男の子
大地震の夢2024年04月24日 

今朝の夢と悩みの話です。

個展の残りの作業がありてんやわんやしつつ
少しずつ落ち着いてきましたが、
一難去ってまた一難、いろいろ予定が増えて来てます。

この、予定が増えるのは、私自身は良いのですが、
まわりの心配やプレッシャーになっていないか、
という心配がすごくて、
「他人のことを考える」と行動にブレーキがかかってしまいそうになる。

それはそれである程度、私自身のためにも気にした方がいいし、
私もできるところではブレーキをかけた方がいいとは思ってる。
でも無理のない範囲ならどんどん予定は入れるし、
でもそんなの周りの人には、内容にかかわらず忙しいのと一緒になってしまう。

すごく気持ちわかるんですよ。
ツイッターとかSNS上だと特に、活動量が多い人ってそれだけですごい人だなぁって印象を与えてしまうし、それを見てて落ち込む人がいるのもすごく分かる。
私が今もそうだから。
自分もこんなだけど全然活動量足りなく感じてて、
発表以外でも制作のペースでも、
私なんかよりすごい人はいっぱいいて、
その様子をみて差を感じて凹む。ものすごく。

それがわかるからこそ、本当はツイッター上での活動はもうやめたいのが本音。
もうずっと言ってるけど;;
あのツール使ってるだけで嫌われたり疲れさせたり凹ませてしまったりってのは絶対にある。
だから見たくない人はツイッター上だけでも遠慮なく切ってくれとは本当に思う。
それはそれで凹むのも本音なんだけど、
それはその人のせいではなくてツイッターの仕組みのせい・・・ほんとつらい。

まぁこういう問題を踏まえて、
今朝見た大地震の夢の話をします。
ちょっと怖かったような解放感があったような不思議な夢だったので、ゆっくり考えてみる。


風に乗って空を飛ぶ男の子になってる。
自分でも飛べるが、重いときなどは厳しいので、背中のリュックみたいなのについたバッテリー?でブーストできる。
コードを引いてバッテリーを発電させるが、風が必要。

風に乗って海越えようとする。
友達もいて、背負って飛ぶ。(友達は誰か分からない)
きれいな夜の海。

ついた先のホテル?の部屋に入るけど、
その友達?に勝手に泊まるのはよくないよ。と不安げな表情。(話してない)
でも、この状態話して誰が信じてくれると思う?と聞いて、しぶしぶ納得。
(たぶん飛んできたとかそういう部分)
申し訳ないとは思う。はぐれた学校の団体と合流したい。

その後、地震が来る。
結構大きく長く、大地震だった。
子供部屋みたいな地下にいたが、崩れ始める。
がれきが増えていく。一人で逃げた。友達は間に合わなかった。
だが死んだかどうかはわからない。

地上ではニュースかあり、
多すぎる死者が出ていて、一緒に出て来ていたらしいもう一人は口を抑えて驚き悲しんだ。
私ははっきりとは確認しなかった。確認するのがこわい。

まだ揺れて、空に居れば安全かと思うが海を越えようにも風が来ない。
風がこの地震に影響されて、全くコントロールできない。
海に飲まれ、危ない。

海の岸になんとかつく。
夜空はきれいだった。
暗い夜の海と空を見つめ続けている。


なんとなく、風を使う男の子になってるのは、
最近頑張ってた自分自身のことだと思うけど、男の子になっている時点でけっこう無理してたんだと思う。

ブーストが必要だったり、風が必要だったり、
自分だけではどうもできない部分が多すぎる。
今まではきっとまじで運がよかったんだ。
環境にすごく助けられていた。

大地震が来て、夢の中ではまぁ怖かったんだけど、
怖いけど周りの状況を気にする余裕はあったようで、
地下に置いていく辛さや罪悪感は感じていた。

崩れた子供部屋のようなところ。
そろそろ子どもの頃みたいな考えはやめないと、逃げ道はもうなくなってきてるのかもしれない。
というかこの、みんなに合わせないといけない、
みたいな感じは子供の頃からの悩みで、
合わせようとしてもできなくて仲間外れくらったり怒られたりからかわれたりして、すごくつらかった。
合わせるのが根本的に苦手らしい。
子どもの頃から社会で生きる為に形成され続けて作った
「他人の顔色をうかがう仮面」みたいなのが、今の私には邪魔なのかもしれない。

最初に語ったように、
やりたいことに対して周りを置いて良くような罪悪感を感じていて、
それがこの地震の被害の描写なのかなとちょっと感じた。
友達と感じていたその人物も厳密には誰かわらかない知らない人で、得体のしれないもので。
ニュースの死者数も、厳密には知らない人たちで、たくさん死んでも正直自分には関係のない人たちだ。
得体のしれない不確定なものに罪悪感を感じているような気分で、男の子になった自分はそれを見ないようにしていた。

結局男の子になってたので、
それを気にしない、ということは現実はできてない、というのが本当のところだろうけど・・・
実行するにはかなりの勇気が必要だろう。
そして、本当はもしかしたらけっこう嫌われてたり、私も人を傷つけて来たのかもしれない。
現実は違ったとしても、私の本心はそう思っている。そう感じた。
だからテレビのニュースでワンクッション入れてきたのかなと思う。
人に嫌われるのは、本当に怖いから・・・

・・・

ただ、また揺れるので空に逃げようとする。
でもできなかった。
逃げようにも逃げる手段の風がない。助けがない。
あと空に逃げるのは現実的じゃない。
人間は飛べないしさ。
そのまま海の中に堕ちて、しばらく漂流してる。

その後の夜空と夜の海の真っ暗な感じと、
あとあったか分かんないけどぼんやり月光と同じくらいの明かりがあったような気がして、それが美しくて、優しい闇の世界に感じた。
ひとりでその景色を見ている。

私は、この感じの気持ちで過ごしていたい。これは本音だと思う。
静かで、心地よくて。
海水で濡れているはずだったけど、そんな感じもなくて寒くもなく、ほんとに安らいでた。

逃げられなかったんだけど、
地に足付けて、等身大の溺れ方をしてその後は解放感がある。
恐怖を感じたのは、自分の危機よりも人の危機に対してで、良くも悪くもやっぱり私は常に人のことを気にしすぎだと感じた。

何にしても、避けようのないこころや振舞の何か問題があるんだろうと思う。
本当の私は、優しくないし、めちゃくちゃ自分勝手だ。
冷たいだろうし、わがままで自分本位だ。
そしてそれ自身を自分で認めるのが怖い。
こんな性格、ひとりぼっちになるに決まってるし、でも寂しがりやなのがちぐはぐでさ。

・・・

がれきの中に置いてきた友達の概念と、
死者数のニュースを見て驚き悲しむその友達の概念も、
私の感じてる「社会的にいい人・常識人」な感じもしたし、
それらを重荷にしつつも運んでいたり、置いて来たりドライな関係だったりするのは、ほんとに文字通り重荷で捨てたいものなのかもしれない。
そういう「社会的にいい人で常識人の自分」を殺してきた、というニュアンスに近いかもしれない。
冷たいけれど。

でもこれから活動していく中では、
そういう「本当の自分」ってものすごく大事だと思う。
これからはそういう、
きれいじゃない自分自身を見つめていく事にもなるのかもしれない。
ある意味、ここまで来たか、と感じる。
過去の夢日記でも、あの頃のわがままだった自分自身が創作には必要で取り戻したいと語っていたけど、まさにそれに直面してきてるのかもね。

ひとのこころにはいろんな面があるので、
こうだ!みたいな形にはならないと思うけど、
その時々で形ってのは変わっていくと思うし、柔軟にもなっていきたいね・・・

地震が怖かったのは本当で、
そういう面を出していくのはやっぱり怖いだろう。
個展の回数もたぶん常識外れな頻度でやってるし、
美術の勉強もろくにしてない界隈の非常識人だし、
今やりたい考えてる事も常識からは外れていて、やっぱり周りと比べて辛くなる。

でも「常識的な価値観」に縛られてるから比べると怖くてしんどいのであって、
私はただただ自分のやりたいことを普通にやってるだけで、私にとっては特別なことじゃないんですよね・・・

それが自慢とか謙遜とかに受け取られがちな気もするけど、
まじで「普通」にしてるだけで、本当にすごいと思ってないんです。
でも分かってる。
そんなの他人にとっても関係なくて、
すごく見えちゃったり、非常識に見えたり、
プレッシャー与えられてる感覚に陥る人だっている。

めちゃくちゃわかるけど、これが自分のいいとこでもわるいとこでもあり、疲れたら離れてほしいと思う理由でもある。
私もしばらくは人を気にしないように、一人の時間を考えないといけないね。
夢のように何もない暗闇の安らぎを感じていたい・・・・

男の子になった時点で、そう感じてる自分を肯定されてると思っても問題ないと思う。
わがままになっていいんだ。