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流夢
夢と幻覚と狂気2020年06月09日 

ほーっとしてる頭でとりあえず吐き出したい夢の話を書きます。

先日、アルテミドロスという人が書いた、夢判断の書の翻訳を買ってしまいました。
買ってしまいました()
世界最古の夢判断の書です。夢判断を行う際の、古代の基準がぎっしり。

日本人の平安時代の夢解きと同じく、やっぱり基本的には古代人の方が夢を大事に、有意義に使てるなぁという印象でした。
いくら研究が進んだ現代とはいえ、やっぱり「夢」に対して真剣に向き合うという点においては、古代人の方が優れているなぁと。
しかも大事なことはズレてない。
夢を見た人の過去や状況とかを把握して判断することが必要だというのも強調して描かれていて、夢に対してはほとんど現代も進歩してないのかなぁと思いました。
睡眠の研究は進んでるけど、そっちもやっぱり謎は多いし。
人って変わらないのね0(:3 )〜 _(‘、3」 ∠ )_

面白かったのは、現代でいう不安夢の類は「幻覚だ」と言い切ってるのが好きでした。笑
古代人にとっては「夢」は神聖なもので、未来の光に向かう、希望をもたらすものと考えていています。
起きた時も嫌な感じはせずに、希望に満ちた感情になっているような夢の事のようです。
言われてみれば、確かにそういう夢は見る事はあっても、希少な印象があります。

なので極端な言い方をすると、現在進行形で不安に思ってる事や怖がっている事、
トラウマ的な夢はいわゆる「個人のただの悪夢」で、
全く神聖なものではないので、「夢」と一緒にしてはいけません!!!!
そんなのはただの「幻覚」です!!!!っていう事を言ってましたね。
はっきりしていて好きです。間違いないですね。笑

それでも、その境目が曖昧で、意識だけの世界に飛んでいける「夢」は本当に面白い。
起きてる時の意識の感覚の些細な違いを感じるのも好きです。
疲れて意思が弱くなると考えられなくなる感覚とか、わりと困ってるけど楽しんではいます。笑
夢の中でたまに怒り狂ったり、逆に狂人に襲われたり、
そういう夢を見た時も、あぁ自分の中にもこんなに理性なくすくらいのエネルギー眠ってるのか・・・って逆に安心します。
抑え込んでるというか、出てこれなくしてる理性と普段の覚醒時の意識ってすごい・・・って感動する。
たぶん夢でそういう発散処理してくれないと、とっくに狂ってしんでるかもしれないんだよなぁ。

起きてる時の現実の世界って、ちゃんと物質があって、法則があって、他の生命とのバランスもあって、すごく整ってる世界なのよね。
良くも悪くも、夢の中のめちゃくちゃな感じって疾走感あるし、普通にどんな夢でもストレス発散になってる気がするなぁ。
現実でも妄想して絵を描いてアウトプットしてる時って、自分狂ってるなHAHAHAって感覚があって、これも夢を見てるのと同じなんだろうなぁと思います。

人の意識なんて、ほんと曖昧なんだろうな。
みんなもっとほわほわ生きていこ(それはそれで危ない)