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流夢くんと夢うさぎ
夢占いがおもろすぎる2021年04月04日 

イースターに乗っかってラクガキです🐇
(本文の内容は関係ありません)

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なんだかんだずっとやりたかった、夢占い辞書の意味の比較をむしゃくしゃして
うっかり行っているのですが、まぁ~~これが面白すぎて寝るの忘れてしまいそうです。
夢見たいのに寝れなくて本末転倒です。笑

持っている本で、とりあえず比べています。
だいたい同じなのもあれば、違うものもあり、面白い。
一貫してずっと似通ってて一緒なのは、飛ぶ夢、殺す夢、殺される夢が良い事多い感じです。
状況によって意味も違ってくることもちゃんと書いてあったり。
それでもたまに全然違う事を言いきってる本もあるので、やっぱ個人の解釈も多少はあるよな~と感じる。

・・・

でも、何度見ても一番やばいと思うのは、2世紀末(西暦200年代くらい)の
ローマのアルテミドロスの夢判断の書ですよね。
これ、世界最古の夢判断書籍なのに、現代にもある程度通ずる考え方を示しているのがめっちゃ笑えます。
人間かわらねーじゃん!!!(前も言った)
日本でも平安時代の夢判断の考え方は、今でも使える考え方ですし、
何がどうなって辞書型になっていってしまったのかね。
勉強不足なのでもっと知りたいな。
フロイトが夢判断を定着させなかったら、まだ辞書型メインだったかもしれないんだよなぁ。

少なくとも自分が持ってる本だけだと、日本はフロイトの心理学が一般に伝わるまで、ほんとに迷信じみた夢占いが定着している印象なので(ぱっと見は)
いったい伝わらなかったらどうなっていたのか。それも面白いけどな!
昔は日本も信心深い社会でしたから、夢に関するおまじないが充実してるのもカッコイイですし、書籍の発行も主に占い師さんがしてたんだよね。

ただ、その古い本(神宮館・夢判断全書・昭和27年)でも、
本質的にはしっかりこう言っている。

「夢解きは、悪く解いてはならない」
「悪夢拂いの秘訣は、現実が悪くならないように対策を立てる事である」
「それでも不安ならおまじないを使いなさい」
これかっこよくてすきいいいい(ゴロゴロ)
理論的な言い方ではないけど、全くもってその通り。
おまじないっていうクッション作ってるのも配慮すごすぎてイケメンだわ。
この本、日本の夢判断書の中ではまじかっこいいんで・・・・しゅき・・・・
(異字体多くて文体も古いので読みづらいけど、中二的な意味でもめっちゃ楽しいから・・・)

・・・

もう一つの古い本(藤木紳六・夢判断・昭和23年)でも、
夢判断の原則はある、と言っており、フロイトの考えを絡めても
今までの日本の夢占いの考え方は根本的には間違いではない、という様子が分かります。

昔の日本の夢判断、やたら天体、空の項目が多いなと思っていた。
というのも、上記の本を読んだら、なんとなく意味がわかった。
単純な事で、これは私の書いた本でも天気の項で似たような事を書いています。
単純に空の様子は世界の雰囲気に関わりますので、体調が悪ければ曇ったりするし、良ければキラキラしてるよ!みたいな(あばうと)
夢の世界は「個人の世界」なので、そりゃ天気は大事ですよね。
とにかく一番判断しやすくて重要なシンボルだったのでしょう。
天体の項目の充実度だけが、やたらすごいです日本の夢判断。
さすがお天道様の国。

ぱらぱら読んで、この本も古くからの日本の夢占いっぽい描き方をしているんだけど、なぜそういう書き方になるのかがよくわかる導入が描かれていたので納得0(:3 )〜 _(‘、3」 ∠ )_
憶測だけど、たぶん最初にこういうものを作ったら、
その例として描かれている夢の意味が独り歩きして行っちゃったのかな~とか考えてる。
これ今も起こってることだし((
みんな、夢の単語の意味だけを見ちゃうでしょう。
これだとあばうとすぎて、うまく当てはまらない事が多いんだよぉ~

・・・

ちょっと思ってるのは、ずっと長く「男女夢はんだん」を発行していた
「神栄館」が、そういうのを促進させてしまったのかなぁと思ってる。憶測だけど!!!
私がコレクションで持ってる、大正時代の神栄館発行の夢判断ペーパーみたいなのがあるんだけど
(ペーパーって言うな)
実は昭和まで発行されていましたので、もしかしたら、長く親しまれていたのかもしれません。
(大元の神「宮」館はその時代、夢にはかかわってたんだろうか・・・)
平成に出ている神栄館の夢判断宝典には、
もうはっきり「古い時代の夢占い」と書かれていて、
歴史資料としてまとめてくださってる感じです。
あぁ、当たらないって思ってるんだな・・・ってちょっと悲しくなりました;
この本は中国由来の「周公梦解」を元にしてるんで、ちょっと日本とは考え方がまた違って面白いです。

まぁ古いとは言っても、今手に入る夢関連の本って
外国発の心理学を大なり小なり含めたものがほとんどで、
日本の夢の歴史的資料って探さないと手に入らないんですよね;
やっぱり自国の精神を感じられるのすごく嬉しいですし、残していくべきだと思います。
なので本当に残っていて、読めるのがありがたいです。

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夢のこと考えてるだけで楽しい・・・
すごくどうでもいいけど、昭和11年の本でお寿司の夢はあんまりよくない意味で笑う。
お寿司が何したって言うんだよ!!!
当時は相当特別な時じゃないと食べなかったと思うし、やっぱり贅沢品って事で、欲望とかを表してたのかな・・・
あと手持ちの他の本だと、お寿司の夢の事言ってる他には1冊しかありません。
レア単語だよお寿司。