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教祖少年
少年教祖の夢2022年06月07日 

最近の夢が若干こわい。
「何も分からなくて、想像するしかない怖さ」みたいなやつ。

いろいろ思い当たる事はあるんだけども・・・
最近思うのが「宗教」と「信仰」という夢のシンボル。
これ、現実の自分の思考でも、最近なんか妙に気になるものだったりする。
宗教関連の知識を暇つぶしにかき集めてるくらいに_(:3」 ∠ )_

そんで、起きてる時の行動もまぁ無意識から来てる行動だとは思うので、
夢にまで見ているこの「宗教的」なものっていった自分にとって何なんだ?って考えるわけです。

宗教ってデリケートな話題なので、あんまり色んなことは言いませんが、
自分にとっては「閉鎖的でめんどくさいな」って気持ちと、
「人間として大事な倫理観の道しるべ」として重要な文化、と思ってるとこがあります。

でも、宗教の教えをめぐって、歴史的にもいろんな事件や争いが起きてるじゃないですか。
これって本末転倒だなぁと思うんですよ。
人の幸せを考えて生まれた文化なのに、です。
幸せは人それぞれだと思うので、強要はしちゃいけないのですが、
「自分で信じてる正義」なんて人それぞれ違うわけですし、これを押し付けたらケンカになるに決まってるのです。

・・・

そして自分は「正義感」というのにまぁまぁ長い間苦しめられています。
正義感を表すシンボルって何かな~って考えると、
法律、ルール、警察、審判、神様、争い、救い、信仰、宗教、みたいな感じになっていきます。
これらのシンボル、今までの夢にも何回も出てきています。
「正義感」というものにぶつかり、こころの苦しみの原因になってる事が多数ありました。

そして今日、こんな夢を見て起きました。


中学生くらいの少年が何かの宗教の教祖をやっている。
白い羽織のようなものを着ている。
なんかよくわからないけど人気があるようで、世間にも浸透し始めてきてる。

少年自身はなぁなぁでやっていて、
なんか人気があるからいっか、くらいのゆるい気持ち。
祀り上げられてるかんじ。
怪しいので警察にマークされてる。

ただ、何か霊能力があるのは本当で、
悪霊の気配をたどって一人で怪しい工場に忍び込む。
木箱にたくさん詰まった白骨を見つける。
それを運んで、工場内で燃やし始める。
白骨はバラバラと細かく、頭蓋骨も混ざってる。

警察があとから入ってきたけど、白骨が発見されて工場の責任者が捕まる。
このごたごたで逃げる。
調子にのっていろいろ巻き込んでる事を反省して、
これを機に教祖はやめようと思い、姿をくらます。

普通の学生に戻っている。白い羽織もない。
手すりを滑ってやんちゃしたりする。ジャンプしてはしゃぎまくる。
怒られたけど、べつにいーじゃん、と気にしないで楽しむ。


おおざっぱに言うと、
なんか勝手にできた規律の中で勝手に信じられて、
その集団にいれば楽だしそのままでいたけど、
ほんとは一人が身軽だし、いろいろどうでもいい。
本当のわるい部分を暴いて、その部分を拘束してもらう。
自分ひとりでやりたいことやって、等身大で楽しくやろーよ。

って感じですかね0(:3 )〜 _(‘、3」 ∠ )_

・・・

自分の正義感の中に、ルールを守る、というのが強くありますが、
最近これ他人にも強要しそうな気持ちになる時があります。
わたしは守ってるんだから、あなたも守るべき、っていう。

自分の持つ怖さの一つに、正論をたたきつけてしまうって部分があります。
これめっちゃ自覚してるし、これをすると自分の首もしめることになるのは分かってるので、気を付けています。
宗教の教えを人に強要するのも、これと似てるなぁと思うのです。
周りが自分の信じるルールに従ってくれたら、どれだけ楽でしょうかね。
わ・・・わがまま・・・

でも、この自分の欠点に「気を付ける」という意識さえ、
自分を縛る「ルール」となり得ます。「ルール」は「社会の縛り」です。
縛りに縛って、自分をだんだん解放できなくなります。

・・・

いろいろあって、この「人にルールを強要したい自分」が最近ちょっと出てきてます。
最近他人に対して思った事も、間違いなく私の言うことは正論です。
誇張無しでそう思います。
(でも、これすらも思い込みの可能性はあるし人によっては嫌だろうから、もう自分の意識も信用できん・・・)
思うんだけど、客観的にそれを述べる自分は怖いし、
こちらが許して対応すればいいだけの話なのです。
ルール通りできない人がいてもいいじゃないか、という意識が欠けてる自分に気付かされる。

・・・

それを気付かせてくれたのが、「少年」シンボルでした。
実はこの夢の前に、何度か「神社」「神」「天空」「監視」「一族」等、規律あるシンボルがたくさん出てきています。
ここ最近こんな夢で、得体の知れない怖さを感じ始めていて、不安になったところで少年が出てきました。
怖がらせず、受け入れられるように、出て来てくれました。
夢まじ優しい・・・

・・・

教祖として、規律のトップにいた少年は、
その場にとどまらず、冒険して「一人の自由」に向かっていきます。
ただ、抜ける時は自分の力を(たぶん)正しく使って、警察という他の正義に流して任せています。
「自分は他人にとって正しい正義ではない」と放棄してました。

その後、学生という等身大の環境に身を置いてますが、ルール破ってますね。笑
でもこんな、階段滑りみたいなのは、明確に決められたことじゃなくて、「危ないからやめなさい」って感じのルール破りです。
良いか悪いかは別にして、「自分がやりたいこと」をするために
多少のゆるいルール違反はしてもいいんじゃないのか?っていう夢からの問いかけだと思います。

・・・

この「ルール違反」っていうのは、あくまで「私の中のルール違反」であって、
「ルールは絶対」になりがちな自分には必要な考え方だと思います。

ルールは絶対って、具体的にどんなのが含まれるかというと、
通常他人から提示されてるルールはもちろん、それに加えて、
「他人からはこんなのが求められてるに違いない」みたいな勝手な思い込みルールも含まれます。

自分にとっての「少年」とは、可能性や勇気を表します。
可能性や勇気って、まだ決まってないものに対するものです。

少年=決まってないもの、とすると、
少年を祀り上げて信仰の対象にするということは、
「決まってないものを勝手に信じる」という勝手な思い込みとも解釈できる。

いわゆる「空気読み」とか「思い込み」ってやつです。
得体の知れない恐怖の正体のひとつかもしれませんね。
宗教によくあるあまりよくない雰囲気。

この空気読みを普段からしすぎてしまうせいで、
いろいろ支障が出る事がありますし、最近それが辛いなと思う。
自分の中に、自分のルールっていう宗教じみたな妄信やらができてしまっている。
ちょっとずつでもいいから、もうちょっと細かい部分でも自分のやりたいことを出せるようにしていきたいなぁ・・・

・・・

あ、あと軽く流してたけど、工場ってなんで工場なんだろうな。
工場のイメージって、何かを生産する、くらいだけど、
付随するイメージとして、漫画の世界ではしばしば悪事が行われる場所になりやすくもあります。

閉鎖的に、秘密に、ばれないよう、行動を縛って、オープンに出来ない感じ。
そんなイメージを悪霊と結び付けて、得体の知れない恐怖を男の子が祓う形になったのかな。
実はこんなに死んでたっていう事実を暴いて。
そして、これは終わった事だと白骨死体を出して、燃やしちゃう。
くらーい規律はおわりおわり、って。笑

白骨がバラバラ出てきたシーンは普通に興奮しますね。
ホラー的にはぞくぞくします。実際見たら怖いけど0(:3 )〜 _(‘、3」 ∠ )_

久しぶりに面白い夢が見れて、これはこれで良かったです。
結局「信仰」って人によって見え方感じ方が違うし、千差万別すぎて何が一番正しいのかって言えないものです・・・
自分が意識してるもの、信じてるもの、本当に正しいのか、全然信用ができない。笑
それを分かってても、やっぱ自分が楽しいと思う人生を生きられるようになりたいです。

どうせ何を思って信じても正しいとは言えないなら、
やっぱり自分軸と他人軸の目線を調整しながら、
その都度上手く自分を出すバランスを見つけたいですね。
万人に対応できる安定した考え方ってのは、この世にはないのかもしれません。

・・・

「宗教と信仰」の夢は、もっと話したい事あるけど、実はこれ以上は
自分の人生の核心というかめっちゃプライベートすぎる部分まで話さないと説明ができず恥ずかしいので、
とりあえずここまで0(:3 )〜 _(‘、3」 ∠ )_