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男の子
じっこう2022年06月12日 

先日語った「少年教祖の夢」に
少年が最後学校に戻って階段滑ったりとか危ない事してる描写があったんですが、
私はこれを「ささやかなルール違反」と解釈しました。

どういうことかっていうと、
明確にダメとは決まってないけど、
暗黙のルールや常識的な考えで「ルール違反」になり得るもの、という認識。
そういうのをちょっとワルみたいなルールの破り方するっていう。

・・・

昨日、実家に帰って、近所をいろいろお散歩してたんですが、
小さいころによく遊んでいた公園を見に行きました。
そんで、小さいころにやってたことをふと思い出す。

公園の入り口から入らずに、柵を飛び越えて入ってたな~って。

よく考えたら案外小さいころはやんちゃだったことを思い出して、
「少年教祖の夢」の最後の場面も思い出しちゃって、
同じように、ささやかなルール違反として、この柵を超えたらどんな気持ちになるのだろうと思った。

飛び越える前の動作だけしてみて、
これだけで筋肉痛めて笑うしかなかったけど、
こんな全身運動をするようなことを子どもの頃はやってたんだなぁと。

・・・

当時のことを思い出してみると、まぁ本当にやんちゃで、
木登りだってしたし、立ち入り禁止の柵飛び越えて入ってたし、
山にガサガサはいって秘密基地を作ったり、
男子とケンカしたりもしたし、男子ともゲームして遊んだ。
自転車で爆走したり、とにかく走り回ったりして、たくさん転んで外でケガもした。
ゲームしすぎて怒られた事もいっぱいあった。
正義感を考えると「ささやかなルール違反」と言えるようなチマチマした罪が重なってる。

今の自分の状態で、この昔のことを話すとけっこうびっくりされる。
そんなことしてた人には見えないってさ。
これも思い出してみて、ふと思ったんだけど、
今の自分の振舞って、社会に淘汰されて出来上がった社会的な鏡・仮面の性格なんじゃないかなって。

今でこそ人目を気にして正しいことを意識したり、怯えがちだけど、
本来はもっとわがままで、そこを出る杭打たれる形でかなり怒られた記憶も強いです。
良くも悪くも本当にわがままだし、この根本的性格は全然直ってないです。
制御はしてるけど、ほんとに直ってない。
(怒られてよかったとは思ってますが。苦笑)

・・・

ここらを抑え込まれてる限り、たぶんずっと生きづらいんだろうなぁと思った。

「少年教祖の夢」では、最終的には自由奔放でわがまましてるけれど、
一応「地に足付けて飛翔する」という動作になっていて、
最終解釈的には「束縛されず自分のやりたい事で、ただし地に足を付けて飛び越えて見てもいいのでは」という感じになった。

同じことを現実でやろうと思うと、
まず私は運動不足で体を痛めるのは確実なので、
根本的な部分を、長期的な目線で確立できるようにした方がいいんだろうなと思いました。
準備運動的なものも大事ですね。

・・・

根本的な部分ってなんや?と考えた時、
この「わがままな性格」から来る行動の支えが浮かびました。
実際、こういうことやりたい!と思ってても、行動力や実力、知識が伴わずに実現できてない事がたくさんあるのです。

もちろん今だって頑張ってるけど、自分に合う活動の仕方なんてわかんないし、けっこう迷走中かもしれません(´・ω・`)
逆に今やりたいと思ってるけどできない事ってなんだと考えてみて、
一番気になるものは「ゲーム関連」のことでした。

気になってるのに、やれる実力がなくて保留になってる感じ。
ぶっちゃけ作品作っててもしっくりくる活動ジャンルが全然なくて、
唯一手を出せてない未経験ジャンルはゲーム、という感じになりました。
だって、ゲームって実際に遊べるものが用意できないとダメだし、やっぱ一番ハードルたけぇです・・・

いや、絵本とかイラスト制作自体は普通に好きなのです。
ただ、人にコンテンツとして提供する事を考えた時に、ジャンルに困ってしまうのでうまいPRができず、いつも困ってしまう。
ゲームならできるのか?と考えても、やっぱり困ってしまうと思う。
けど違うのは楽しいかどうかかなぁと思う。

今までピクスクでゲームに近い界隈のイベントを見てきて、
自分が作品形態に合致しなくても、居心地がすっごい楽しくて、
もしかしたらゲームに関われたら楽しいのかな・・・?と思った事が何回もあった。
思い過ごしかもしれないけど、一度も体験せずに避け続けていたら、本当のことがわからない。
やっぱり、いちどは自分でゲームを作って、どうなるのか確かめた方がいいなぁと思った。

ゲーム作るなんて、やっぱり現実的じゃないみたいな考えもありましたし、
これこそ大人になったという「歳」を理由に成長を止めちゃう残念な大人的思考です。
この前、レトロゲームを遊ぶためだけに
ブラウン管テレビを買い戻したように、
私はやっぱりゲームっていうジャンルが大好きなのです。
こういう部分はいつだって少年的なこころでいたい。

・・・

あの夢からここまで派生して気持ちが動くのはすごいなと思う。
とりあえず、ゆっくりゲームを作り始めようと思います。
いつになるか分からないけど、それこそ「準備運動期間」と思って腰を据えて取り組めばいいかなと思いました。

すっごい自分語りになってしまった・・・
まぁとりあえず、自分が楽しいと思える活動や環境がまだ出来上がってないって事だし、最近なんか焦ってたけど、のんびりモードに切り替えたいね。