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黄昏こころ・流夢
描きたいもの2022年07月14日 

★7/12 19:28に拍手を下さった方、ありがとうございます!
すごく嬉しいです~!

あさって7/16(土)は、大阪なんばで開催される
「メルメリィマーケットVol.16」があります!!!
近くにお越しの際は、ぜひ遊びに来て下さい~!
<詳しくはこちら>

そして、なんとなく息抜きで描いた流夢くんの絵を描きました!
たまには薄い色も良き( ˘ω˘ *)

黄昏こころ


以下自分語りです。

なんか、クリマとコンテストの結果が
思っていたよりも自分に影響があったみたいで、
7月に入ってからずーっといろいろ悩んだ。

自分にとって絵を描いたり作品発表したりするのって、
何のために?これからどうする?どうしたいのか?って。
なんか急に焦って、気持ちが落ち着かなくて一人でわたわたしていた。

・・・

コンテストは、結果が明らかに自分の絵とは
かけ離れた絵ばかりが入選していたのを見て、
あぁこれはもう好みだなって力が抜けちゃったのがある。
でもこれはこれでいい切り替えになった。

私は別に「ものすごい絵」が描きたいわけじゃないんだなって思った。
ここで入選を目指す人は、「もっと技術を磨いて、研究して、すごい絵を描く!」って感じだと思うんですけど、
自分はそうなれなくて、
「入選できなくても好きな絵を描いて、ただ見てもらいたい」って思うだけだった。

もちろんもっと上手くはなりたいんだけどね。人にも評価されたい。
でも、人に評価されるだけじゃない、自分の満足感を第一の軸にするこが自分にとっては重要なんだなぁって思った。
それが一番好きなスタイルだって分かった。

それってみんなそうだとは思うんだけど、なんて言うのかな。
自分の絵はもう本当に人の評価は二の次になっちゃってるんですよ。
描きたいもん描くんじゃコラ!!!!ってすごいわがままな気持ちで描いていて、人の話を全然聞かない感じです((‘ω’))
でなけりゃ同人もこんなに続けていません・・・

一応最終選考に残れたし、他にも素敵なファンタジーな絵が残っていたのを見て、
そこに一緒に並べる私も、もしかしたら絵のクオリティ上げられてるのかなと自信がついた。
コンテストは、結果に関わらず周りとのいろんな差が分かるので、面白いです。

・・・

あと、自分の絵って、具体的には何を描いているんだろうってのも疑問に思って、
これはじっくり考えた事があまりなかった。
描きたいものを思いついたまま描いていただけだったので、何も考えてない絵かもしれない。
絵は自分の本心の鏡のようなものでしたし、
そこに他人の事を映すということは、プレゼントでもない限り一切しなかった。
(だから他事で忙しくなると集中できなくて筆が乗らなくなる・・・)

とはいえ、こころに浮かんだものを描いているので、
なんかしら「こころの何か」を描いているはず。
それがなんなのか、最近やっと言葉として形容できるようになった気がする。

・・・

これは自分自身の夢分析と繋がりがあるけれど、
私の絵の要素は「勇気」「受容」「癒し」で構成されていると思った。

ダークな絵も基本その要素で描いている。
まんま自分の勇気の拡張と、自分のこころの受け入れと癒しを目的に描いている。
だからダークな絵でも、パンチのないどこか優しい絵になってしまうんだろうと思った。
でも、私はこれが好きです。

波長が合うのであれば、ぜひ私の作品を見て楽しんでいただきたいと思う。
それを目的に、画家を目指しても良いと思った。
自分と共鳴してくれる人を探す為に、これからPRも作品作りも頑張りたいと思う。
ここらの目的意識は、もうちょっと具体的に言葉にできるようになりたいね。

・・・

そして、いろんな展示やイベントに出てみて、
はっきりわかった事がひとつある。

「私は本能的な作品は作れない」という事だ。
こんだけ自分が好きなように描いてるって言ってて「え?矛盾してない?」って感じだけど、ほんとうにそう思う😂
(これが自分の相反する二面性ってめんどくさい特徴ですよね・・・)

ダークなテーマのグループ展示に出ると、周りに比べてそれが顕著に出る。
みんなすごく生々しい雰囲気の絵を描いていて、ものすごい「生」を感じるのです。
ああいう「感情・狂気的な絵」を描けるのはすごいと思った。

じゃあ自分はどうなのかっていうと、
「見えてる本能を理性で制御して正気のまま」って雰囲気がすごい気がするのです・・・
他の人みたいに、直球で理性吹っ飛ばした作品作りができないと感じた。
本能を見せてはいるのに、比較的安全な膜で覆った状態で出してる感がすごいのです・・・
でも、私はこれが良いと思った。
それこそが私自身の特徴だなと思ったので、私は私の絵を描けていると思いました。

・・・

私はこころの闇と向き合い、克服しながら、寄り添いながら生きています。
いっぱいいっぱい考えます。
克服には自分が変わっていく必要がありますが、
闇と向き合う時点でも怖い事であり、変化も恐ろしいものの一つです。
恐怖に負け過ぎず、勇気を出して踏み出す行為をしていなければ、今の自分はいません。

めちゃくちゃ怖がりな私は、人一倍の勇気が必要です。
私の人生は「勇気の連続」だと感じています。
この怖がりなこころから絞り出さなきゃいけない勇気ってのは
「強い理性」がないとできないことで、
少しでも踏み出せるようにたくさん考え、準備し、受け入れ、適応していきます。

こういうことから、私の作品作りは「理性」が外せない。
もちろん絵なのでこころの中身が出るものなのですが、
理性という囲いの中で「本能的な何か」を観察しているような作品が多いように思う。

・・・

もちろんこれらは私の主観なので、
もしかしたら自分が思っているよりも、他人が見たら生々しい絵だったり、
感情的な絵だと思う人もいると思う。
そういう人それぞれの感想は任せます。
けっこう、こう見えたとか、こう思ったとか、
人による多様な見え方の違いを聞くのは好きなので、私が描いた意図通りに伝わらなくても構わないと思います。
(だから言葉による絵の説明は控えめにしています)

こんな感じに絵に対して思う事が整ってきたので、
もうちょっとでぶれない軸ができる気がする。
こねこね、こねこね、自分のこころの形を練っています(´ω`*)