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夢うさぎと観音
夢殿についての学びメモ2022年07月31日 

【前回の記事】夢殿観音の学びメモ | 手記 | Flyair

こちらの記事で、救世観音菩薩像と
夢殿の由来について学びと所感メモを記しました。

「夢殿の聖徳太子にまつわる伝説」について、
確証を持てるソースがなくて理解しきれず困っていたのですが、
はっきりわかったので、それについての学びメモです。

・・・

「夢殿」で聖徳太子が夢告を得ていた、という伝説について、
いろんな所に書かれているけれど、
参考資料が見当たらず、納得・理解できず疑問を持っていました。
この伝説について、なんかネットで調べてもソース元が無くてずっと困っていました。

いろいろ調べた結果、
この伝説は平安時代末期に作られたとされる
「今昔物語」の「第11巻・1話」に収録されているとのことでした。

<確認サイトはこちら>

これは私が古典に弱いからってのがありそうです0(:3 )〜 _(‘、3」 ∠ )_
歴史や古典好きな人からしたら、当たり前な知識だったりするのかな・・・
(当たり前だとソース元とかどうでもよくなりがちじゃないですか)
とりあえず分かってよかったです。

・・・

自分で情報を整理すると・・・

● 法隆寺及び聖徳太子の住まいは「斑鳩(いかるが)」
● 東院伽藍の場所は、元々「斑鳩宮」(いかるがのみや)と言われる聖徳太子&一族の住居のあった場所。
● 法隆寺の東院伽藍(斑鳩宮)は元々法隆寺の敷地ではなかった。
● 斑鳩宮に「夢殿」という名前の施設があり、
そこで聖徳太子が夢告を得ていた(今昔物語の説話)
● 現在の夢殿は「行信」という高僧が、
荒れた斑鳩宮跡を嘆いて、聖徳太子の供養に建てたもの。
● 現在建っている「夢殿」の名は、平安時代に上記説話に
あやかってつけられたもので、元々は「仏殿」という名だった。
● 上記2つの理由により、元の夢殿と現在の夢殿は別物という認識で良い。
なので、本来の夢殿は伝説の中のものとなってしまった状態

・・・

昔の漢字むずかしい!!!!!
でも自分の中で整理がついてよかったです💦
法隆寺行きたいなぁ。

夢殿にある救世観音菩薩立像(ぐぜかんのんぼさつりゅうぞう)は、
ぶっちゃけ夢とは関係ないんですね。
聖徳太子が生きている時に、
太子を模して造られた可能性があるらしいし、
夢殿に安置される頃には、供養の意味で秘仏になっていたようだし・・・
(でも姿形は優雅でまじで美しいので好きです)

・・・

夢に関連するものといえば、法隆寺の大宝蔵院に安置された
「夢違観音」(ゆめたがいかんのん)ですね。
観音菩薩像の一種だそうです。

<公式サイト解説>

悪夢が吉夢に変わる、という伝説がある像のようです。
江戸時代くらいから言われてるようですが、それ以前はどのような信仰があったのか不明だそう・・・
(江戸時代ってそういう、めでたいおまじないみたいなの増えがちですよね。笑)
一度拝みに行きたいですね😭
こっちも写真集買おうかな。
(修学旅行で行ってたかもだけど、全然覚えてない)

今まで心理学や夢占いの知識な文化を中心に学んでいたけど、
これからはちまちまこういった、物理的な文化遺産やグッズものも調べていきたいですね。
勉強嫌いだったので無知がすごいです!!!0(:3 )〜 _(‘、3」 ∠ )_