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西の朝日
西の朝日の夢2022年08月04日 

見た夢の一部抜粋ですが、
先日、こんな夢を見た。


実家にいて、朝、起きる。
起きてすぐ外の景色が美しいのを見て、
寝起きでパジャマ・半纏を着たまま、外へ走っていく。

走りは軽快で、走るというより跳んでいる。
向かう先は、西側のいつもの小高い丘。
その西の空から、朝日が昇っていた。

特に違和感を感じず、
丘から見える雲海と朝日の輝きが非常に美しく、感動した。


結論から言うと、自分にとってこの夢の意味は
「不可能だと思う事をやめ、可能に塗り替える、こころを開く始まりの夢」
こんな感じになりました。
まぁ間違ってたら夢がまた補正的な夢を送ってくれるでしょう!!!(夢任せ)

・・・

この夢の最大の特徴は「西から昇る朝日」です。
この現象、現実で考えてみてください。
「ありえない」って思いますよね?

この「ありえない」という意味を
そのまま夢判断として当てはめるのもアリなのですが、これだけだとかなりネガティブな意味になります。
ですが、夢分析的に考えると、
短絡的にこの意味だけで落ち着くのはもったいないなぁと思います。
これじゃあただ不安になるだけで、
せっかく夢がもたらしてくださった美しい夢の印象が台無しです。

・・・

なぜもったいないかと言うと、「考え方はいくらでもあるから」です。
夢分析は「個人別の柔軟な解釈」が可能なので、
今回のこの夢に関しては、辞書型「夢占い」のみの場合と
大きな差ができる顕著な例になるなと思いました。

あと仮に悪い意味だったとしても、こうして話す事で「放す」ことになって悪夢払いのおまじないにもなります。笑
全貌を話してもないので、奪われる事もなし(たぶん)

なぜ「不可能だと思う事をやめ、可能に塗り替える、こころを開く始まりの夢」と解釈したのか、
まったり説明していきます。

・・・

まず、「西から昇る朝日」っていうのは、普通はあり得ない事です。
夢の解釈をする時に「現実と夢の状況差」を考えるのも大事ですが、
これを重視しすぎてもいけません。
大事なのは柔軟な思考力です。

普通に考えてありえない事ではありますが、
はたして本当にそう言えるでしょうか?
何かの天変地異で、もしかしたら地球が逆回転をして、
なるかもしれないじゃないですか。
その場合を考えた意味として、「こころが天変地異を起こしてる」とも考えられます。

また、日没時にスカイツリーを上昇して西から昇る太陽を見る
・・・みたいな、逆転の発想で見られる事を発見した
中学生の自由研究の結果まであります。
これを考慮したとしても「逆転・転機」
追加で「高みに昇る」
という意味も考えられる。

たぶん、私ならこう考える、と夢が信じてのこの景色だったのでしょう。
しかし、上記解釈がなくとも、そういう解釈になるように夢のシナリオ設計がされていました。
夢、まじで天才・・・

・・・

具体的にそれはどこかというと、
「西側のいつもの小高い丘」です。
この場所が、「私にとっての深い意味」があります。

この場所、私が辛くて、こころを閉じている時に、
実際によく遊びに来ていたし、朝日も夕焼けも見に来ていた。
朝日は普通に東側を見ていたけれど、見ている位置はいつもここ。

そして、朝日も夕焼けも、一瞬の時間。
見たい!と思った時に、よく走っていったものでした。
この行動は、今回の夢と合致しています。夢と現実の差はそこまでありません。
合致しているという事は、わりと地に足は付いている。
夢の印象がそこまで派手に思えなかったのは、その為でしょう。
この夢の自分は、あくまでもいつも通りの自分だった。

・・・

意味を統合すると、
閉じたこころ「西」の位置に、始まりの「朝日」がやってきた。
そして、それを見て、とても美しいと思った。
その一瞬の輝きを見逃すまいと、走って見に来た。
これは、今の自分の状態だと思います。
チャンスは逃すまいと、無駄にフットワーク軽くて活動しまくっていますし。笑

そして、美しい雲海を見下ろして堪能した。
雲海が見れる位置は、少なくとも高い位置です。
実はこれ、現実とそこまで相違はありません。

多少誇張した景色ではありましたが、
この実際の場所でも、霧がよく発生し、
遠くを見れば雲海に見える事はたまにありました。
誇張的な部分は、意識の位置が高くなった証かもしれません。
またここが絶妙で・・・すごいです。

私の家・行動・範囲は全く変わっていないのに、
世界の現象と位置だけが変化・上昇しているのです。

この意味の強化を裏付ける要素に「パジャマ・半纏」があります。
パジャマ着てる時って、基本休む時で無防備ですよね。
外に出る時だって、基本みんなおめかしして、外面を作っていくものですが、
そんなの関係ない!と外に飛び出す。
素の自分のままです。
半纏は冬に着るもので、今は冬に居る事が分かる。
でも冬のあとは春。これから暖かくなっていくのだろうと思いました。

・・・

この「西から昇る太陽」の夢の解釈。
どうでしょうか?

短絡的に考えると「不可能な現象」と
ネガティブに考えそうなものですが、
ものすごいポジティブ解釈になりました。

もちろん、夢の印象にもよるので、
あまり良い印象でなければ「不可能」と考えても良いかもしれません。
その場合は「いつも通りでは不可能」という真逆の解釈になりますが、
この解釈に違和感をくれたのは、景色の美しさと目覚めの良さでした。
やっぱ夢の第一印象と寝起きの気分は大事ですヾ(:3ノシヾ)ノシ

まぁこれも多少意味を含んでいて、合ってると思います。
本当にいつも通りだったら無理な事を目指しているので・・・がんばる。

そして私個人の場合、この「西の場所」に強い思い入れがあった為、
多様な解釈ができてこうなりました。
やっぱり、人それぞれになると思います。笑

久しぶりに夢分析の力強さを感じた解釈になったなぁ。
夢分析という手法を知っておくと、本当に心強いです。