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闇の中の流夢
闇と流夢2022年10月12日 

今、11月の「こわい夢 第4夜」の展示イラスト描いてるんですが、
自分の見た(おそらく)こわい夢を元にしてるので、
ものすごい趣味に走った気持ち悪い絵を描いています。
そしたらもうやっぱダークな絵って楽しいなー!ってなって・・・

その流れで、
めちゃくちゃ流夢くんのこと語りたくなったので、
めちゃくちゃ勝手に語りますヾ(:3ノシヾ)ノシ

・・・

絵本の流夢くんも、最近描いてる流夢くんも、
どっちもどちらかというと明るいというか、
どこか神聖で柔らかい印象のものを描いていました。

そのまんまのイメージで全く差し支えなく大丈夫なんですが、
流夢くん、分かりやすく属性的な話をすると、
光と闇、どっちも内包してるんですね。
なので、普通に考えたら優しくない行動をとる事もあります。

・・・

流夢くんの主な目的は、
「悪夢から夢主のこころを守ること」です。
悪夢というのは、私の世界観では、
外的要素の妖怪のようなもので、悪霊や魔物の類です。
あと、基準としては
「夢うさぎが好む夢を見る人・良い夢になる可能性がある人」を助ける。
つまり、優しさ、愛のある人。
邪気の少ない人、がんばってる人など。

救いがないとアレだし人をもっと選びまくるので、
絵本のおはなしでは寄り添って助けていますが・・・

人によっては、
怖い夢・わるい夢で苦しむ様をずっと見てるだけ、とかもやります。
その場合は「悪夢という外的要素」が近寄ってきてて
それが、その人の「わるい夢を乗っ取らないか」を、
注意深く監視してる状態です。
この行動は「絵本・雀の夢日記」で顕著に出ています。

夢主に「必要なこわい夢」は、
必要だから・または無害で見ているわけで、
基本は流夢がそれに干渉して、夢を変える事はしない。

ただ、あまりに夢の警告に気付かず
現実にひどく影響が出そうな時、
気付くように夢に小さな変化を与える事は、ときどきしてる。
これも「雀の夢日記」でちょこっとやってましたね。

・・・

夢の世界をふよふよ漂って、
たまに人の夢の世界に引き寄せられて入り込んで、
流夢自身も知らないうちに、登場人物になったりすることもあります。
めちゃ通りすがりに登場です。

この時はその夢主のこころにちょっと溶けているので、
姿は夢主には全く別に見えていたりするけど、
なんかその登場人物が「白くなってしまう」。

夢主のここぞという所に、記憶の中から姿を形成され、
その姿をまとって、その夢に強い力を与えます。
警告の気付きやすさ上昇、こころ葛藤・ストレスの解消、新しいヒントなど・・・
夢を見た人はラッキー!
流夢のきまぐれ漂流先に当たったのだから!いいなぁ!
(白い竜・白い服のひと、とかいろいろ)

自分の過去の手記や夢日記集でも語ったんだけど、
自分の場合、「白い登場物」が夢に出てくると、
なにか強いメッセージがある事がほとんどで、
流夢くんが自然にそれをやっているイメージ。
(もちろん白ければ全てが流夢というわけではないけど)

こんな感じで、まぁ安定しないんだけど、
夢の世界を柔軟にぼんやりと漂流している。

・・・

その夢の世界をぐるぐる巡る中で、
ときどき夢うさぎちゃんを連れないで一人でいなくなる時がある。

これ漫画にして簡単に残そうかなって思ってるんで
ネタバレみたいになっちゃうんですけど・・・
忙しくて描けなくて、
吐き出せなくて息がつまりそうなので語っちゃいます0(:3 )〜 _(‘、3」 ∠ )_

・・・

居なくなるときは、「悪夢」が生まれてくる闇の世界に行ってます。
こんなとこ、夢うさぎちゃんは行けないので・・・
あ、あと一応外出許可みたいなのは
夢うさぎちゃんに取ってるらしいです。きゃわいい。

・・・

なんで行くかって言うと、悪夢のことを知る為です。
流夢の性質として「こころを同化する」というのがあって、
人の夢に直接入る時も、一度同化して溶けて、
その人の記憶や感情を理解してから夢に入っています。

例外は、別の夢の世界をたどって、別の人の夢に入った時で、
この場合は完全な同化はしておらず、感情の理解も足りない為、
適切な行動ができない時がある。
なんとなくは察するけど、失敗しちゃったりする。
まぁ、正規ルートできてないから、というと分かりやすいかも。
(蓮の夢日記の冒頭の対応がこれですね)

先に説明した夢の漂流と違うのは、
流夢が自身の自我と姿で登場するかしないかの違い。

漂流のなんとなく同化の時は、緊急でない夢主に引き寄せられる形で、
役をやらされる、という形なのですが、
今回の説明の方は、流夢から向かっていき、
流夢の意思で行動になっちゃってるので・・・
この辺名前つけたら分かりやすいかね・・・

・・・

とりあえず、流夢はこの「同化」の力で、
自我を保ちながら悪夢と同化を繰り返して、
情報収集しながら耐性を付けています。
流夢が悪夢の中でも平気でマイペースにしていられるのは、この力のお陰です。

仲間じゃないけど、種族的には悪夢の力を取り込んで
一部の要素が仲間みたいなものになってるので、
悪夢による攻撃が通りにくくて、
更には、たまに悪夢が警戒心を持たずに流夢に気付かない、とかもあるみたい。

流夢も、悪夢だからみんな敵、みたいな風には思ってなくて、
時々普通に接してる時がある。
「敵」じゃなくて、「こころを助ける時に祓うもの」っていう認識なので・・・
なんか事務処理みたいですね。苦笑

人間じゃないので、そこらへんの恐怖心や思い込み・偏見がないのが、人外っぽいかもしれない。
悪夢も悪夢で、仲間意識とか特になくて
適当に本能のまま存在してるので、分別がてきとう0(:3 )〜 _(‘、3」 ∠ )_
邪魔するなら攻撃するし抵抗もする。
欲しけりゃ欲しいだけこころを奪う。それだけ。

・・・

悪夢はこころの弱いところに憑いて、
こころを食い尽くそうとします。
何も無くても「蓮の夢日記」みたいに、
理不尽に引きずり込むやつもいます。

生まれてくるときも、何かしら、
どこかの誰かのこころの闇をきっかけにしているので、
この闇の空間に来ると、
いろんな人のこころの闇・負の感情を知る事ができる。
いっぱいひとの苦しみを知っている。
だからこそ助ける時に、何が必要なのか判断に困りにくい。

蓮くんの時みたいに、
やばいのがいる!みたいな情報を知ると、
夢うさぎちゃんと情報共有して、
夢うさぎちゃんに刀本体を移動してもらったり。笑

まぁなので、悪夢が消えればいい、というわけじゃなくて、
流夢自身がひとのこころを知る為にも、
適度に悪夢が生まれる事は必要なわけで、
それで漫画では「過剰に祓う必要はない」と描きました0(:3 )〜 _(‘、3」 ∠ )_

・・・

流夢くん、付喪神みたいな「物」ですし、
夢うさぎちゃんに育てられて、
一緒に暮らしてきた夢うさぎ家族の一員だし、
人間のこころは元々分からなくて当然なのですヾ(:3ノシヾ)ノシ

あとは夢の世界に住む他のひとにも教わったり、見て覚えたり。
(くうろ・しいろとか、他にも何かたくさん居たりする)

ここら辺の世界観は漫画の方が向いていると思うので、
サイトで細々と描き続けていこうかと思っています・・・
紙の絵本は、夢日記シリーズみたいな、
夢分析と絡めて描けそうなシナリオだけにしたいな~と思っています。
あー、ほんとなかなか描けないなぁ・・・