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夢うさぎ
ひと段落です。2022年12月19日 

★12/15 19:23に拍手を下さった方、ありがとうございます・・・!
励みになります!


12/18、タツコン2022と、箱展「破滅の詩」が終了しました。
これで今年のリアルイベントは終了となりました!
リアルで作品を見て下さった方、本当にありがとうございました・・・!
ネットでも、感想や拡散など、ありがとうございました!

タツコンには初参加だったのですが、
今回の記事は、これについての反省会です。

・・・

まず、私はタツコン以外にも、
6月頃開催の鉛筆画・色鉛筆画コンテストにも参加しています。
順位付けされるタイプの出展は、私はこの2種だけですが、
そもそもなぜコンペに出たいのか、理由を話そうと思います。

まず、私は非常に経験が少ないです。
同人だけの括りでも、周りと比べて活動年数が思いっきり短くて、
本当に、経験量の差をよく感じています。

オリジナルの絵を人に見せる、という行為の経験が、とても短い。
だからグループ展にがむしゃらに出たりしてたんですが、
コンテストはそれに加えて、曖昧ながらも世間的な実力というのを知らせてくれます。

画力とか、一般目線では出来はどうなのかとか、
そういうのって、ただ見せるだけでは計れなくて、
自分の活動の不安要素になっていました。

・・・

画家になりたい!と思った時、
最初に心配になったのは、作品のクオリティ面でした。
人に欲しいと思ってもらえる力はあるのかどうか。
今は無くても、可能性というのはあるのだろうか、と。

正直、グループ展では自分はその場にいられないので、
自分の絵の反応のされ方が分かりませんでした。
どれくらい見られていたか、どんなタイミングで、どこらへんを見てたのかとか。
こういうのは現地にいないと分からない。
次につなげにくい、と言ったのは、こういった理由からです。

そんで、コンテストだったら、自分がその場に居なくたって、
なんかしら明確な結果が返ってきます。
多くの方に選ばれた作品がどんなものか、
その作品は、自分とどんなところが違うのか、
自分の作品はどこまで行けるのか。

少なくとも、コンテストで反応があれば、
他の人が見ても何かしら価値があると思える。

そういう確信と経験、立ち位置の改善案を得る為の
「世間のものさし」が少しでもほしかったので参加しました。

・・・

結果的にタツコンは参加して正解でした。
多くの人が選ぶ作品が何を描いていたかとか、
作品の質や大きさなど、めちゃくちゃ勉強になりました。

自分の中で、結果に対しいくつか結論が出ています。
こんなかんじ。

1.私の作品は小さい
自分は狭い部屋に合う作品なのかなと思った。
言い方悪いけど、部屋が広いとショボく見える。
自分の家だと程よい大きさに見えてたので、
置き場所広くなると、こんなに小さく見えちゃうんだ・・・ってちょっと凹んだ。

かといって周りの方と同じ大きさを「量産」するのは厳しいので、
やっぱ自分に合うPRの仕方をしていきたい。
外に出すなら、個展とか即売会の出展が一番合ってるかなぁ。

あと、コンテストがんばるならA4で頑張って描くのもアリかなぁ。
今回B5正方形だったので、余計にちんちくりんでした・・・

 

2.やっぱり独特な作風・覚悟して活動しよ
テーマは「日常」でしたが、多くの方の作品を見ていると、
わりと共感力の高そうな作品が多いなぁと感じました。
私はものすごい個人的で内にこもったテーマで描きがちなので、今回もそのノリで描いてしまった。
でも、その作風を変える気はないので・・・

多くの人に売れるようになる、受け入れらるには、
共感性の高いものを描かなければいけないのは分かっています。
でもそれって、自分が嫌になった絵の描き方なので、やりたくないです。

頑固!!!!ごめん!!!!(ちょっとは考える事もあるけどさ)
だから私の画家としての活動は、
テーマ的にはものすごいハードモードだと思ってやっていきます。

 

3.画力差がえげつない
これはもういい意味で暴力!殴られました!(言い方)
画力でなぐる、とはよくSNSで言いますが、
画力は基本、やっぱりあった方がいいものでして・・・

今回の結果を見てると、総合的に誰もが画力が高くて、
自分なんぞ入る余地がないなと思いました。
完全敗北だと思いました。はい。・・・はい。
ここは要努力だなぁと痛感した部分です。

とはいっても1年前の絵ではもう恥ずかしくて見られないくらいには、ちょっとずつ成長しているのです。
コンペ出しててすごいよ自分・・・
少なくとも、自分でもコンペ出しても行けるかも!と、
錯覚だったとしても思っちゃって、出たのですから。苦笑

 

4.ちゃんとアートとして楽しまれてる確信
頂いた今までの感想、今回の感想を見ても、
やっぱ自分の作品って、見る人によって多面性が出てきやすいです。
その、鏡や不定形の粘土や水のように、
さまざまな形の感想を聞くのが大好きで、描いてるとこがあります。
あなたにはそう見えたのね。なるほど面白い!って。

具体的にどういう事かというと、今回の作品の場合、
雰囲気や色がきれい!と視覚的に気に入って下さった方がいる反面、
絵のテーマを深く読み解こうと、哲学的な感想も下さった方がいました。

この傾向は他で発表した場合もけっこうあることでした。
感想も書く方の個性がでるので、
そりゃいろいろあるだろって感じなんだけど、
私はどっちも大好きです。
他の発表場でも起こっていた事が、
今回のレベルが高いであろうタツコンでも起こっていました。

アートの基本である「視覚で楽しむ」という部分は、
ちゃんとクリアできてるんだなと安心しましたし、
そういう絵の中身のことも考えたくなるクオリティも、
一定以上あるのかと、そういう安心も得られました。

なので、自分の「アートとして楽しめるクオリティ」は、
きっと大丈夫なのだという自信は付きました。

・・・

正直、0票は覚悟していました。
していたのですが、結果的に3票頂けて、めちゃくちゃ嬉しかったです。

投票は、一人4票までが必要で、
約150作品の中から、4人を選ぶんですよ。
150の中の4人のひとりに、よく選んでくださいました。
本当に、本当にありがとうございました・・・

ご感想カード

(12/18の直接搬出で一足早く頂けました。ありがとうございました!)

・・・

結果発表の100票以上の票差を見て、
勝手にめちゃくちゃ凹んでたんですが、覚悟の足りなさの表れですな・・・
まぁでも「おもしろそう」と思って参加したので、
覚悟はなかったです。仕方ない。笑

それよりも、この感想が本当にありがたくて、
これをきっかけに、今まで頂いた感想を全て、
物理的に出力してファイリングしようと決心できました。

2019年から具体的に感想を頂き始めていたので、
その頃からのをかき集めて、プリントアウト。
見てるだけでどんどん自己肯定感が回復してきて、感想の力はすごいと思いました・・・
自信を失って元気がなくなった時、見返してほっこりしたいです。

ここまで来れるまで、感想を送って下さった方、
感想はなくても購入で応援して下さった方、ほんとにありがとうございます!!!
これからも無理なく、いろいろ挑戦していきたいですね。

・・・

ひとまずタツコンの感想はここまで!
またちょっと告知したいことはあるのですが、また後日・・・!
ギャラリー龍屋さん、ありがとうございました!