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ドリームキャッチャー
ドリームキャッチャー!2023年01月06日 

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ドリームキャッチャーについて学んでる途中に、
と映画の感想記事で言いましたが、
ドリームキャッチャーになんか興味を持ってしまって、昨年12月中旬くらいから調べていました。笑

昔から興味はあったんですが、アメリカの文化だしな~と後回しに。
なんで急に調べる気になったのかというと・・・

必要なものを通販で購入する時に、
偶然、その同店舗内でドリームキャッチャーを見かけて、
あ、買おう、と衝動買いしたのがきっかけでした。笑
丁度その時に夢に関するまじないに興味も持っていて、やんわり調べていたので、いろいろタイミングが合致しました。

とりあえずまだ学び切れていませんが、
ドリームキャッチャーについて分かった事をメモがてら記事にします。

・・・

【インディアンの文化】
ドリームキャッチャーは、
アメリカ大陸の先住民であるインディアンの文化です。
ネイティブアメリカンとも呼ばれていますが、どっちで呼ぶかどうか迷うところです・・・
アメリカ的にはインド人を指すインディアンは間違いではあるものの、
長年インディアンと呼ばれて、現地部族の方はそれで誇りを持っているという話も見て、何が正しいかわかりません。
(この問題は好きなゲームの移植がインディアン呼び全部修正されてたので知った・・・)
この辺りいろいろ調べ続けて、現在どうなのかも知りたいです。

 

【クモからの贈り物】
ドリームキャッチャーがクモの巣のような網を張っている理由は、
クモからの贈り物という伝説がある為です。
オジブワ族では、一匹のクモを助けた御礼に、
ラコタ族では、イクトミというクモの姿をした者が現れ、
ドリームキャッチャーの作り方と意味を伝えてくれた伝説があります。
他の部族でもクモの伝説があるようです。
クモさんが夜の夢の世界を守ってくれるの、素敵だなぁ~

 

【形状の意味】
ドリームキャッチャーの形状にも役割や意味があります。
基本的には、それぞれ同じ役割が担える
基本パーツがしっかりしていれば、自由な形状で手作りして良いようです。

・輪の形
「生命の循環」を表す為の形。
この世には直線的なものはなく、そして全て繋がっている。
というインディアンの精神を表します。
循環した繋がりのある形であれば、形状は曲がってても問題ないようです。
従来は曲げやすいヤナギの枝を使うようで、完全には枯れない生命の循環を見立てて利用しているようです。

・中央の網
「クモの巣」を模したこの網は、
夢に満ちた夜の眠りの中、悪夢を絡め捕える為の網です。
良い夢はすり抜けていくので、悪夢だけが捕えられます。
そして朝になると、朝日と共に掻き消えると言われています。
従来は動物の腱(筋肉)を使っていたようですが、近年は丈夫な糸ならなんでも良いようです。
編み方もちゃんと糸を張っていれば自由なよう。
一番簡易的なのは五芒星の形なのかな?

・羽の飾り
良い夢を捕まえておき、眠っている人の元へ届ける為のものです。
空気の動きで揺れる事から「呼吸」を表し、
良い夢が安眠の寝息と共に届けられます。
フクロウの羽は知恵を授け、イーグルの羽は力を授ける。
女の子にはフクロウ、男の子にはイーグル(ワシ)、と分けているようです。
込める願いで変更しても良いかもしれません。
網飾りの中に飾られる事もあります。
羽でなくても、とりあえず軽くて空気の動きで揺れるものであれば問題なさそうです。

・ビーズの飾り
飾りとして各所に入れられるビーズは、
「クモそのもの」を表します。
込める願いで、色や形状、大きさを自由に選択し、
デザインのアクセントとして、個性が現れます。
これはなくても問題ないようです。

 

【インディアンの夢の考え方】
驚くほど夢分析的な付き合い方をしていました。
ぜんぜん夢占いしていません。ヒャッホウ!
やっぱり古来からある文化圏の方が夢の付き合い方がうまいぜ!!!

インディアンの一部の部族には夢解きができる人がいて、
その人に夢を判断してもらって、人生の道しるべを教えてもらうようです。

「夢はスピリットワールドに通じるもの」
という一見オカルトな考え方に見えますが、
インディアンの方たちの生き方を見ていると、
非常に自然体で優しい生き方をしています。
「自然体」というのは目に見えないこころの動きも含んでいます。
夢と付き合う上では、目に見えない精神を考える事は、とても大事です。

「わるい夢」はおそらく悪霊みたいなものを想定しているし、
そいつらから守る為にドリームキャッチャーが存在するのです。
守られているという安心感があれば、
どんな怖い夢をみても、それは良い夢だから何も怖くない、
絶対よい意味があるものだよ、と言えます。
子どもは良い夢もわるい夢も区別がつきません。
子どもを守る為、というのも温かいです。

 

【夢を叶えるもの?】
ドリームキャッチャーの目的は、睡眠時の夢を悪夢から守ることです。
なので、直接的な願掛けのお守りではないようです。
・・・が、お守りは人それぞれ願いを自由に込めて使うものですし、
睡眠時の夢の利用も、突き詰めれば
「自分の幸福を実現するもの」となりますので、
夢を叶えるものと言うのも大丈夫な気がします。
インディアンが考える「本当の悪夢」から守ってくれるだけでも、
ドリームキャッチャーはみんなの「夢」と「希望」を守ってくれます。

 

【飾る場所】
基本は役割通り、寝床に飾るものです。
あと、夜は夢に満ちていて悪夢から守りたいので、
窓際などの外に通じる場所に飾るのも良いそうです。
現地の暮らしでは、住まいの外にたくさん吊るして、
場所全体を守るように飾る事もあるようです。

車に飾っている人も多そうですが、眠りのお守りなので、本来は不適切だそうです。
飾るにしても、普通に視界が悪くなったり、
気が散る大きさのものはやめましょう(’ω’)
小さいサイズはバッグやネックレスなどのアクセサリーにしてる人もいるよう。
まぁ自由でいいのかもしれないですね。
外で居眠りするかもしれないからね!!!

 

【売り物にするのはどうなのか】
ウィキペディアとかいろんなブログに、
ドリームキャッチャーを売り物にするのはよく思っていない、
という記述をあちこち見かけるのですが、
現在はどうなのかのソース元を見つけられていません・・・
世界的に知られた事で世界中で作られ販売される事になったのですが、
伝統を重んじる人たちは、よく思っていない、とのことです。

これはインディアンの方たちが大事にしている生活文化ですし、
強い文明的な欲が関わるとそれは穢れとなり、
願いが曇る気がする・・・のはなんとなく分かります。
だからこそ、正しい意味はしっかり知らないといけないと思った事実となりました。
売らずとも、ただ作るだけでも、歴史や精神を知る事は必要な事だと感じました。

少なくとも、世界中で作られるようになったのは、
見た目もコンセプトも素晴らしいものと認められたからこそ、というのは事実です。
カジュアルに日常的に夢と関われるものがあるって、羨ましいです😭

 

【似た形状の別物がある】
これはまだ全部は調べてないのですが、
ドリームキャッチャーに似た形のインディアンのアクセサリーがあります。
間違えないように気をつけたいですが、
合体してる時もあってややこしい_(:3」 ∠)_

戦士の盾を表す魔除け「マンデラ」
輪の形状に中央に毛皮や板などが入っている。
基本形状は中央に通過性が無い事です。
ふさふさタイプはウールやファーでふっさふさ。まじふさふさ。

インディアン達の世界観の象徴「メディスンホイール」
自分に繋がるすべてのもの、という精神・世界観を表すもの。
輪の中に調和のとれた十字の形状が構成されています。
ドリームキャッチャーと合体してる時もある。

・・・

★余談:考えてる事

自分でも作りたいなぁって思ってるんだけど、
どうせつくるなら自分が好きな植物で作ろうと思う。

木枠は葛のツタを輪っか状に編んで、
羽はチガヤの広がった穂を利用できないかなぁ。
それぞれを繋げるための素材は、普通の糸や布を使おうと思います。

葛のツタは初夏~夏にかけて爆発的に伸びてくるので、収穫して形状つくって乾燥。
チガヤは春または秋に穂が出て広がってくるので、収穫して要ストック。

野草の収穫は季節を気にしないといけないけど、
これがまた楽しいよね。
昨年はできなかった野草観察と収穫、今年はやりたい。