手記

  • カテゴリー

  • 過去記事

てんし
神社こわいリターン2023年05月11日 

昨日、お伊勢さんに連れて行っていただきました。

好きな色鉛筆画家さんの展示を見に行くためで、
私が旦那さんにせがんで連れて行っていただけました。ありがてぇ・・・
無理そうなら電車で一人で行く気満々ではありました_(:3」 ∠)_

今回は、伊勢の旅行日記みたいなものです。

・・・

日帰りでぱっと行けなくない距離にお伊勢さんがあるの、なんだかんだすごい気がする。
江戸時代のお伊勢さんはテーマパークみたいなもんだぜ・・・
ディ〇ニーランドみたいなもんなんだぜ・・・・

どこに行くにも若干遠いという地域のデメリットはあるけど、
逆にどこに行くにも中間にいるから行きやすいともいえる。
そんな中部住みはなんだかんだお気に入りです。

・・・

まずは一番の目当てだった展示を見に行かせていただき、
作品ポスカや和紙も購入!
和紙は印刷にしても描くにしても、使いやすかったらリピしたい。
現地で買ったらカット破材をメモ用紙に仕立てたオマケを頂けました。
感謝!!!お絵描きします!!!
和紙の使用感はまた別の手記に。

・・・

その後、伊勢神宮に向かいました。
実は伊勢は初めてじゃないんです。
初めてではないんですが、当時どしゃぶりの雨で・・・
しかも式年遷宮の時に行ったので、
人混みもすごくゆったり過ごせなかったので、いろいろ心残りでした。

今回は快晴で、ぽかぽか陽気の過ごしやすい気候になってよかったです。
人も多すぎず、のんびりと歩ける感じでした。

・・・

伊勢神宮はとても広くて、おおざっぱに外宮と内宮に分かれています。
まずは外宮、別宮の月夜見宮、
そしておかげ横丁を通って内宮へ。

どの境内も、鳥居をくぐった瞬間に、
空気の違いを思いっきり感じました。
あとずっといい匂い。
自然の環境的には、すごく居心地がよかったです。

ゆっくり歩いてお参りをしてしてきました。
内宮の方の月読宮には行けなかったのは時間が無かったためです・・・本当に広い。

個人的な願い事はしなかったのですが、
ひたすらここへ来れた事や現状への感謝をしました。

・・・

そしてここから本題なんですが、
これ神社慣れしてない自分のわるい癖といいますか、
完璧にできないくせに礼儀とか大丈夫だったかなとか、
こんなこと願ってて偽善なような、
はたまた祈りの時間が長すぎて他の人に迷惑かけてないかとか、
ものすごいしょうもないネガが襲ってくる。

伊勢神宮みたいな、観光的にも人が常にいる
有名神社に長時間いるのが苦手なのは、
このネガがいつも発生するせい・・・情けない。
自分だって、その一人なのに。

・・・

でもこれ、神社に来なかったら分からなかったであろう、
自分に燻っていた隠れていた闇の部分でもあり、
むしろ自認できたことに感謝だなぁと思います。

まだ他人の目をこんなに気にしてたんだとか、
かしこまり過ぎて緊張してもダメだなとか、
祈りを丁寧にすること自体は別に悪いことじゃないから自信を持てとか、
いろいろ再確認できたと思えば・・・
形式も大事だけど、大事なのはやっぱり感謝と思いやりで、
それを行えないのであれば形式なんてちっぽけなものなんです。

そういうことで、やっぱ神社に来ると色々こころの正直なとこが出てきます。
気持ちよく歩けたかと言われると、
そこらへんの自分の気持ち的にはもやもやしていた。

でもこの気持ち、自分の「他人を気にする」って点が
残り続けているうちは、一生感じ続けるだろう。
これが自分の生きづらさの原因である「穢れ」って感じる部分なんだろうな。
神社がこわい。やっぱり私はだめかもしれん、と頭に過る。

・・・

「他人を気にする」という部分が不快だと感じる方に傾くと、
どっちかというと「あいての存在否定」みたいな考えにも受け取れるような気がして、
深入りして考えたらやっぱ自分て
やなヤツだなぁみたいに思っちゃうわけです。

だから逆に、そういう風な考えになるとこには
無理に真面目に近づかなくていいよって事でもあると思います。
神社に行かない方がいい、ってことではないんですが、
やっぱりどことなく不慣れで苦手感はぬぐえないし、
それは人付き合いが苦手な事の証明になっちゃってるなぁって思います・・・

まぁでも、苦手なら苦手なりに、
自分が気持ち良いと思える方法とかタイミングを
これからは知って行けるといいなとは思いました。

なにより神社の境内の自然は本当に好きで・・・・
普通に高い樹齢の木など、人間の手により古来より
大切に守られている自然を目にする事ができるだけでも、歴史的価値があるってもんです。

・・・

山は山で自生の力強さはあるものの、
神社境内の植物は。人の手で守られ続けているという
「人の尊い信仰」を感じられます。これは守っていくべきものです。

それだけで全く行かないってのはもったいないなと、
ここ数年行くようになって思います。
こういう、自分が神社に行きたい理由みたいなの、もうちょっと明確にしておきたいな。

この辺の話だと、昨日行ってきた「月夜見宮」では、
伊勢神宮が関与していないというお稲荷さんが祀られた祠が端にありました。
いつからあるか不明なものの、ずっとある民間信仰の祠らしい。

この祠は、雷に打たれて焼かれた巨木があり、
更には根元を戦時中に焼夷弾で焼かれたという
なんとも不憫な木のうろが祠になっています。
なんでこの木だけそんな目に・・・って思うけど、なんか守ってくれてたのかなぁ。

巨木ではあるものの、もう自立はできない為いろいろ支えを付けてまで残し、
隣の木にも寄りかかって、いろいろ支えられて存続している尊い状態です。
こういうものは人間社会でしか生きられないけど、
そういう自然に起こった奇跡の現象の跡を見られるのが、純粋にすごいなぁと思いました。
そして、その姿はとても美しかったです。

・・・

私はやっぱ神社に行くときはしみったれてますね。
江戸時代の「縁起もの」がにぎやかに担ぎ上げられてる文化、
実はちょっと苦手だったりするんですが、
現代の神社文化は江戸時代の雰囲気が強く残っているような気がします。

神社は、国を作ってきた先祖を敬い、
大自然への感謝をするところ、という認識なので、
個人的なお願いが当たり前になってる文化に違和感が・・・
というのが正直なところです。

でも私もそれを他人に押し付けることなんてしたくないし、
そんな気持ちが発生するだけでも人を敬うという事ができなくなり、
神社にまた穢れを持ち込む事になったり、
また今回みたいに自分で発生させて勝手に自滅します0(:3 )〜 _(‘、3」 ∠ )_

歴史的背景は大事にすべきだけど、
今は今で形を変えて存続する方が大事ですので、
私も頭の固さを拭いたいですね(´ω`)

こういう事があったので、かえっていつもの自分に切り替えできたような気がします。
疲れてテンション下がってネガり、根暗な引きこもりに。
(苦しい気持ちとかは一切なくて、これが素の自分の仄暗さ)
GW期間があまりに楽しすぎてふわっふわだったのですが、
元に戻ったのでまた絵描いたり、本業活動いろいろします。
丁度いいテンション。

・・・

余談だけど、おかげ横丁にあった天然石やさんめちゃ好きな雰囲気でした・・・
石ひとつひとつが大事にされてる感があって、かなり好きです。
個人的には、買うならこういうお店なんだよなぁあああ
また行きたい!

そして外宮エリアの月読命×豊受大御神は推しなので・・・()
夜に月読命が豊受大御神に外宮へ会いに行っていて、そのための道が神路。
その神路をリアルに通って行けたのがマジ嬉しかった。
推しカプ聖地に行けて満足って気持ちはデカいです。ありがてぇ・・・・
お幸せに・・・ありがとう世界・・・