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生二
闇の中で2019年08月28日 

目の前は永遠の闇の中。

「闇」は音を門で閉じ込めている。
この字体考えた人すごいでしょう・・・
世の中のだいたいの情報は振動とか音が無いと何も分からないだろうし、振動が無かったら光もなかったかもしれない。

呪われた子、前から何度も描いてるけど、結局あまり見た目変わらなそうです。
とりあえずそろそろお話に出したげたくて、キャラを固めていました。

名前は「生二」。せいじと読みます。
人里では生きられないので、ふらふらとさまよい、
その土地の悪い気を吸い取りまわっている。

人の意識は顕在意識と潜在意識がありますが、
この子の顕在意識は、呪いや死霊、その他負の念で閉ざされていて、ほとんど感じる事ができない。
自分の身の回りで何が起こっているか、ほとんどわかりません。
視界は死霊や、呪い、悪意などのよくないもので埋め尽くされています。
自分自身もそういう念を集めてしまう体質で、普通の人が近づけば間違いなく呪われたり悪霊に取りつかれてしまいます。
悪いものが入りすぎないよう、出し過ぎないよう、お札を使って多少軽減しています。
あんまり影響を受けると、自分の意思と関係なく行動を操られて、しにそうになったり殺しそうになったりします。
いつも体調が悪いので、ごはんがうまく食べられないし、深く眠る事も苦手。

潜在意識のこころの中では、本来の生二くんのこころが元気に活動しています。
子どもの純粋さがそのまま、その上博愛精神がすごすぎて、天使のような子です。
常に自分のこころの中に入っている、トランス状態のようなもんで、
死霊と対話して、ゆっくり成仏に導いたりしている。みんな大事な人だと思っている。
呪いはこころの中ではこんがらがった糸のように見えていて、見つけてはほどいて遊んでいる。
ほどけるとシュルシュルと引っ込んでいくので、???と思っているけど楽しいので続けている。
これが無意識の呪い返しになっている。
呪いを使った相手は、生二くんに呪いを絡めとられ、呪われるはずだった人はなんともなくなる。
生二くんのこの精神世界を見る事は至難の業で、
外から覗こうとすると、生二くんのこころを覆いつくす異常な量の呪いと死霊の荒波が待っている。
とてもきっつい。
けれど、ここに干渉ができないと、意思疎通することができないし、生二くんも感情が一切表に出てこない。

本来はとても優しい子だけど、神聖な神社やパワースポットなどの気の巡りが良いところは苦手で、
そういう場所には長時間いる事ができません。
呪われた負のエネルギーこそ生二くんにとっては普通の環境で、
栄養になるから、それを消されてしまっては生きる事ができなくなります。
真っ暗で閉ざされた場所や、やばいオバケのうわさのある土地に出向いたりしています。

頭の上に乗っている鳥は式神・三葉(さんよう)です。
呪いに耐性のある種族です。
いつもではないけれど、生二くんのこころに入って意思の疎通ができる数少ない味方。
生二くんの目になり、お札の張り直し、道案内、ごはんのお世話、なんでもしてくれます。
全力で守る時は巨大化します。

こういう感じの設定で亨くんと出会ってほしいんですよね。
描きたいですね(歪御さま描いてる)
あと夢のお勉強楽しすぎてしばらくすっごい忙しい!幸せな忙しさ!