手記

  • カテゴリー

  • 過去記事

流夢と夢の魔
男の子と自分の闇2020年10月05日 

流夢くんは、ぐちゃぐちゃに渦巻く夢の闇に
ダイブしても耐えられる、折れない刀身です。
光にも闇にもなれる順応性を持つので、夢主の闇を傷つけずに、光を汚さずに、夢の中を動く事ができる。

完全に自分視点のお話になるけど、
度々自分の夢の話に出てくる、「ヒーロー的な男の子」について。
ちょっと長いです0(:3 )〜 _(‘、3」 ∠ )_

・・・

みんなは「助けてくれる、頼りになる人物」って、
夢の中では、どんな姿や行動で現れるのだろう。
私は、もう昔から「ダークヒーローのような男の子」と決まっています。
漫画のダークヒーローや、鬼少年に出てくるような人物とか、
必ず「闇を操る、順応できる、対抗できる力」の要素を、
どれか一つでも持っているヒーローです。
見た目の年齢は少年から青年あたりまでで、
若いですが、漫画のヒーローにありがちな設定です。しゅきでしゅ。

私は、小さい時から本当に怖がりです。
前々の記事から書いている「部屋の夜の暗闇」に対して怖がって動けなくなったり、
怖いドラマとか見たら一人でトイレいけなかったし、
そのトイレの水を見ていても吸い込まれそうで怖くて、本当に怖がりでやばかったと思います。
夜の救いは目をつむって見る夢で、夜の闇の怖さを乗り越えていました。

・・・

また、小さい頃から、少年漫画のヒーローの強さにも惚れていて、初恋もアニメの男の子だったと思います。
ええ、オタクまっしぐらですわ。
まぁそれは置いといて、その中でも、クールなキャラを好きになりがちでした。
自分にはない部分です。なにもかも、自分にはできない部分。

相手に対するはっきりとした態度、
冷たくできる、
一人でもやっていける、
悪に対してブレないで対応できる。
本当にかっこいい。自分には、どれもできない。

そういうキャラが夢に出てきて、リアルに小さい頃は夢女子状態だったかもしれませんね。笑
(アニメのキャラを彼氏妄想したりする楽しみ方を夢女子という・・・)
まぁ幼少期なんてみんな夢見がちなので、子どもには、よくあります。
でもそうして、ずっと助けられていました。
そして、そのキャラのようになりたかった。
一人でも平気な強さ、悪にも負けない、堂々とした態度。

引かれるかもしれませんが、それを現在まで夢見続けています。
今でこそそういった夢は減ってきているのですが、未だにメンタルやられてる時なんかは、普通に見ます。
そして、救われます。勇気をもらうんです。足りてない部分を、夢でもらうんです。
他人から発せられても、自分のこころから発しても、
悪意というものに滅法弱いメンタルだし、
元々体力もあまりなくて弱い方ではあるので、弱い自分が嫌いな部分があります。
それでも守ってくれたり、肯定してくれたりする、自分の中の男の子。
本当にありがたい。

・・・

悪意に弱いと書きましたが、最近は他人からぶつけられても、
自分から発しても、わりと受け止めて、認められるようになってきました。

昔は耐えられず、認められず、他人に対しても自分に対しても悪意を持つことを許せなかった。
それが生き方で苦しむ原因だったのか、最近は、男の子が夢の中で悪い事してます。
笑って人を焼いたり刺したり食べたり、悪霊を仲間だと言ったり、大人にあかんべーしたり。
とてもやんちゃです。笑
そりゃ現実にそんなことしたらマズイに決まってますが、夢の中の事です。
私が思う大人というのは、倫理観がしっかりして冷静に事を対処できる人だと思っています。

悪意って、たいてい子どもっぽいじゃないですか。
大人になるとそれを制御しないといけない。
でも、制御するというのは、なかった事にして抑え込むという事じゃなくて、
その感情を受け入れて認めてから、発散するのが大事なんだなって思います。
アウトプットです。
それに、自分の中に存在するものを、無いと否定するのは、自分の存在否定と同じです。

私が好きなダークヒーローな男の子が、夢の中で悪い事をしている。
大好きな勇気をくれる存在が、「悪い事をしている」
これは、悪意を認めていいよ、という男の子のメッセージだなぁと感じています。
悪意を持ってしまった、感じてしまった事を認めずに、自分を責めてしまう傾向があったので、
「悪意を持つこと」自体を認められれば、その自分も受け入れられる事になるので、
こころが軽くなるように作用してくれています。

そしてここに、ダークヒーローに惹かれ続ける理由があるなぁと思いました。
ダークヒーローは、こころに闇がありながら、呪われた力を持ちながら、
自分の信念がしっかりあり、他人の悪意とか関係なく、自分の悪意も認めて動きます。
傷つきながらも泥まみれに足掻いて、必死に生きるのがダークヒーロー。
怖がりな自分は傷つきやすくて情けないけど、そんなダークヒーローのように強くなりたかった。

それに、子どもの頃から悪い事はすごい剣幕で叱られたし、ものすごい否定された。
言葉遣いとかも厳しくて、けっこう最近までものすごく気を遣っていた。
(最近はゆるくなって汚い言葉も言ってると思う。笑)
もしアニメゲームがなかったら、「悪」が存在する事について考える事はなかった可能性があります。
こころの底で、悪い事をする自分も許してほしい気持ちが強かったのかもしれませんね。
もちろんそれで倫理観が崩れずに、社会で生きる為の正しい道徳を学んで育った自信はあります。
それは感謝ですが、まじで悪意に弱くて苦しんだのも事実なので・・・

こころの支えを作ってくれたいろんな作品に、この世の中に、感謝です。
そしてその足りない部分を補い続けてくれた、自分の夢の中の男の子に感謝です。
昔から怖かった暗闇やトイレの水とかも夢に出てきていたけど、
夢を楽しむうちにいつの間にかぞくぞくする感じで好きになっていったし、
今も怖いとはいえ、人間の恐怖感って面白れぇなぁHAHAHAって気持ちになるので、
だいぶ大人で、強くなったなと思います。笑
こうやってずっと自分の闇に向き合い続けられたし、
自分のこころの闇とか恐怖に向き合うというのは、とても面白く思います。
これからも宜しくお願いしたいです。かっこいいし!!!

あぁぁ、かっこよくなりたいなぁ
こんなに長いの最後まで読んでくれて、ありがとね。
みんなのこころの中、夢の中にも、こういうサポートがある事に気付くと、自分を守ったり、鍛えられると思うよ。